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いつも子どもたちを感じながら
食事を作るよろこび。

小林杏梨/栄養士

ANRI KOBAYASHIinterview

先進的なコビーの食育を実践

2014年入職の栄養士の小林 杏梨さん。先進的な食育の事例、調理スタッフとしてのやりがい、調理の腕を磨ける環境などを聞きました。

入職のきっかけ

食材・調理技術・メニューのすべてに
こだわった先進的な食育が魅力

保育園の調理スタッフとして働きたいと思うようになった頃、「子どもとの距離が近い職場」として短大の先生に紹介されたのがコビーでした。

実際に園を見学してみると、子どもたちがガラス張りのキッチンスタジオをのぞきこみながら「今日のご飯はなに~?」と楽しみにしていて。保育室のすぐ横が調理室というように、園生活の中心に調理室がある光景が、とても新鮮でした。また、食材・調理技術・メニューなどすべてにこだわった先進的な食育にも魅力を感じました。

ほかの園も見学しましたが、ここまで食育にこだわる園はなかったし「コビーで働きたい!」と強く思いました。

スキルアップ

調理部門トップは、有名ホテルの元総料理長

入職してから、コビーの食育レベルの高さに改めて驚かされました。例えば、カレーはスパイスを調合してカレー粉から作りますし、コンソメスープは鳥ガラを10時間以上も煮込んで仕上げるんです。

「ここまで本格的なのか」と思いましたね(笑)。しかも、調理スタッフを率いる総料理長は、有名ホテルで総料理長を務めていた方。「厳しい人だったらどうしよう」という不安もありましたが、ささいな質問にも丁寧に答えてくださり、学校では教わらないような調理技術をたくさん教えていただきました。

あるとき、給食でフキを扱ったんです。フキは独特の苦みがあるし、子どもたちにはハードルが高いかもと心配していたのですが、総料理長に教わった方法で調理したら、みんなパクパク食べてくれたんです。下処理の仕方を変えるだけでこんなに食べやすくなるなんてと、目からウロコでした。

ほかにも、総料理長からは調理の技術だけでなく、「コンソメはフランス語で黄金という意味があるから、スープは丁寧にアクをとって澄んだ色に仕上げることが大事なんだよ」といった知識も教わりました。

入職当初は、「早く作業をしないと」と焦ってばかりいましたが、料理の本質を学んだことで、料理そのものに対する向き合い方も大きく変わりました。その結果、新園の開設時には調理を任されるまでになり、今では責任ある立場としてプレッシャーを感じながらも、充実した日々を過ごしています。

コビーに入職して2年目のとき。家庭の事情で引っ越すことになったんです。当時勤めていた園からは通えない距離だったので普通なら退職するようなケースでしたが、新居のそばにグループ園があり、異動できたおかげでキャリアを継続できました。

これもたくさんの運営園を持つコビーだからこそです。私はこれまで3つの園を経験しましたが、すべて「笑顔が絶えない職場」でした。今は後輩を指導する立場にいますが、新人の頃の大変さを知っているので、自分も後輩を助けていき、働きやすい職場を作っていきたいですね。

仕事のやりがい

よろこびも楽しさも
子どもたちとの距離が近いからこそ

子どもたちをすぐ近くに感じる環境で調理をしているので、いつもやりがいを感じられていますが、苦手だった食材を「ぜんぶ食べたよ!」と報告してくれたときや、保護者の方から「この前、給食に出たメニューの作り方を教えてもらえないかしら」という言葉をいただいたときには、特に嬉しい気持ちになりますね。

異動するときに開いてくれたお別れ会では、恥ずかしがり屋の男の子が「いつもお昼ごはんを楽しみにしていました!」と大きな声で発表してくれて。この仕事を選んで良かったなと思いました。

また、食育を通して子どもたちに食の楽しみを伝えられるのも、この仕事の魅力です。コビーではできるだけ食材に触れて、体感してもらうことを大切にしています。例えば、食材について学ぶときには「ピーマンには緑だけじゃなくて赤もあるんだよ」、「ピーマンとパプリカは違うんだよ」と言って、食材を見たり、食べたりしながら食材への興味や関心を深めていきます。

コビーの調理スタッフは子どもと近い距離にいるので、子どもたちがごはんを食べている様子を見ながら、次はこんな献立を提案してみようとか、仕事のヒントもたくさん得られます。食を通じて子どもたちの成長に関わる喜びを感じられる、とてもやりがいのある職場です。

プライベート

プライベートの時間もたっぷり
得意分野を伸ばして、子どもたちを笑顔に

早番だと7時半~15時半の勤務なので、プライベートの時間はたっぷりあります。実は私、3歳から空手を続けていて、東京大会で優勝した経験もあるんです。

今でも大会に挑戦していますが、練習時間も問題なく確保できています。それに、子どもだけでなくスタッフも得意なことをどんどん伸ばしなさい、というのがコビーの方針。

子どもたちの前で空手のかたを披露したことがあり、「僕もやりたい!」と言ってくれる子や、実際に空手を始めた子もいて、調理の仕事とは違ったかたちで子どもたちの成長に関われたことが嬉しかったです。

今後は、食育についてさらに知識を深めていき、資格を取ってキャリアアップも目指していけたらと思っています。そして、子どもたちに「将来は栄養士や調理師になりたい」と思ってもらえるよう、人間としても成長していきたいです。

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